日本窒素専門家グループ(JpNEG)の設立経緯、趣旨、参加者、活動内容について紹介します。
生物の必須元素として生態系を廻る「窒素」、食料生産の肥料に欠かせない「窒素」、そして工業原料としても重要な「窒素」。このように窒素は様々な側面を持つ興味深い元素であり、多様な分野で研究が行われています。
その一方で、研究分野の細分化は分野間の交流を希薄にします。隣は何する人ぞ、と皆が思えばよいのですが、ともすればそんな意識さえ薄れて消えてしまいかねません。
そこで、「窒素」に関心を持つ国内の研究者たちの情報共有と意見交換を促す場になることを願って、2015年3月に有志により「日本窒素専門家グループ(JpNEG)」を立ち上げました。互いを知ることに始まり、セレンディピティを経て窒素関連研究のブレークスルーが進むことに少しでも貢献できればと願っております。
2022年8月11日現在257名の方々が参加しています。
大気、土壌、森林、陸水、地下水、海洋、作物生産、家畜生産、産業、経済など実に多様な学問分野、そして、学生さんから学会長さんや名誉教授クラスまでの幅広い世代の方々が参加しています。
JpNEGでは参加者間の情報共有と意見交換を促すためのメーリングリストを運用しています。また、ツイッターを通じた関連情報の発信も行っています。